ハカセの実験ノート
ハカセが日々のできごとを記録しているブログです. たまにサイエンスな内容を書いたり,たまにどうでもいい話をしたり.
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--/--/--(--) --:--:--| スポンサー広告| トラックバック(-) コメント(-)
いなばうあー
何とかして荒川選手の演技を見ることができた.
(前回のブログで選手名を呼び捨てにしてたハカセ,我ながら失礼だ…)
見てた人から ”すごい演技だった!” と聞かされてた.
そう聞くと
 ”本当にすごいのかなぁ” 
と,斜に構えて見てしまうのは,悪い癖だ.
見逃したのが悔しいだけのくせに >ハカセ

ハカセが生で見たのは村主選手から後.
その見てた演技と比べて,何かが違う.
曲と完全に一体化した演技.
繊細,妖艶.
滑らかで,体がよく動いてる.
(と,見ながら思ってたら,解説も同じこと言ってた)
体がプレッシャーを感じてないのだろうか?
緊張してたらあんな動きはできないだろう.
繊細な演技とは裏腹に,豪胆だ.
そう思いながら ”ほぅ…” と見入ってしまった.
会場ではスタンディングオベーションになったのもうなずける.

今回のオリンピック,日本はメダル1個.
しかし女子フィギュアで日本初,そしてアジア初の金メダル.
これはすごく重い1個だったのだと,改めて思わされた.
会心の演技で魅了させてくれた荒川選手に拍手!

で,荒川選手に関する話題には必ず”イナバウアー”が書かれてる.
何だ?イナバウアーって??
分からないことがあればWikipediaだ.

イナバウアー

イナ・バウアーさんが開発した技だって.
そのままですな.
ん?最後の方に重要なことが書かれてる.

”荒川静香が得意としている技である。荒川は上半身をそらして行うので、
上体をそらすのがイナバウアーであるという誤解
が生まれた。”


上体を反らすのは”レイバック・イナバウアー”と言うらしい.
イナバウアーの本質は上体を反らすことではないのだ.
はい,ここテストに出すぞー赤線引いとけー.

この技,さほど難しくないらしい.
しかし荒川選手ほど深く上体を反らせることは,他の選手には真似できないとか.
これが金メダルクオリティか!
ん?まだ続きがあった.

”荒川本人は、
「見よう見まねでやっていた技でこれほど注目されるとは思わなかった」
と語っている。”


えぇぇぇえ!?見よう見まねですか!?!?
意外すぎて,何ともはや….
とにかく今日の内容はテストに出すので,よーく覚えておくように!
スポンサーサイト
夢バトン
きょうのかんじ”のどっこいしょさんから,夢バトンが回ってきた.
最近,将来についてぼーっと考えることが多いので,それと併せて書いてみた.

1. 小さいころ何になりたかった?
うーむ,あまり具体的な職業を考えてなくて….
何となく”自動車屋になりたいなぁ”って考えてたかな.
ハカセは車が好きだから.
でも車に限らず工作が好きなので,機械系の職業に憧れてた.

2. その夢は叶った?
今は博士課程,つまりまだ学生だから夢の途中だと思う.
卒業後にどうなるか,分からない.
ちゃんと将来を見据えるべきなんだけどねぇ.
ちなみに大好きな車が運転できるようになったから,夢の半分は叶ったのかも.

3. 現在の夢は?
ものすごい発見,発明をしてみたい.
そして発見したことが世界中に広まることが夢.
ハカセの発見が世界中で使われたら…と考えるとゾクゾクする.
発見者としてハカセの名前が知れ渡るのは,二の次でいい.

4. 宝くじで3億円当たったら?
ホームセンターで”店買い”をする.
大型トレーラーをドーンと横付けして,フォークリフトで品物を積み込む.
支払いは現金,全部1円玉で.
(ちなみに重さは300t)

5. あなたにとって夢のような世界とは?
誰もが同じチャンスを得られる世界.

6. きのう見た夢は?
演奏会の本番に衣装と譜面を忘れる夢.
これがまた,似たような夢をよく見るんだよ….
今回は特に酷くて,譜面を取ってきたら既に本番終了orz

7. この人の夢を聞いてみたいと思う5人は?
どんどん人数が増えていくのが好みではないので,1人だけに渡します.
先生まっしぐらのacchan.
年度末で忙しそうだけど,先生業はどうですか?
この1年間で見つけた思ったこと,もしよかったら聞かせてください.
オリンピック
村主を”むらぬし”だと思っていたハカセですorz
(”すぐり”とは読めないよ…)

夜ネットをしていたら,たまたまフィギュアのニュースを見かけた.
オリンピックが開催されているイタリアのトリノとスウェーデンは時差が無い.
もしかしてと思い,テレビをつけてみる.

ちょうど村主が滑っていて,荒川が暫定1位の状態.
ん,安藤は転倒してしまったのか….
村主から最後まで見たら,そのまま荒川が金メダルに!
最後のイリーナ・スルツカヤも,転倒したのが響いてしまった様子.
余談だけど,シバの女王ベルキスで演技してる選手が居た.
すさまじい編曲とカットの仕方に,びびった.

オリンピック日程も後半にきて,やっとメダルが1個か~.
結局,肝心の金メダルを取った荒川の演技見てないし….
残りの日程,見所はあと何があるのかな?
スケート
金曜日の夕方になると,駅にはスキーやスノボの板を持った人達が.
さすがスウェーデン,ウィンタースポーツは盛んなようだ.
そんな中,スケートの装備をしている人も少なくない.
日本ではスキー,スノボが主体だが,スウェーデンではスケートも重要なウィンタースポーツなのだ.

ハカセは最初,スケートはスケートリンクで滑るものだと思ってた.
ところがスウェーデンのスケートは湖の上を滑るのが主流.
以前にも書いたように,冬になると湖全面が凍る.
スケートで10キロ,20キロは平気で滑るらしい.

で,これがスウェーデンのアウトドア用スケート靴.
060213_skate.jpg

060218_skate.jpg
これはスケート靴というよりはスケートブレードだ.
普通のスケート靴は靴とブレードが一体なもの.
しかしスウェーデンは独特のデザインで,靴とブレードが別々.
この別々にするという発想は,スキー板に近いね.
ブレードが長いほど長距離を滑走に向いているらしい.
どうも滑るのにコツがいるようだが….

スケートの装備は,かなりすごい.
大きいけどちゃんと体にフィットするリュック.
中身は着替えと食料かな?
そして上半身にはジャケット型の浮き輪と,アイスピックを装備.
これは氷が割れて湖に転落した時のため.
みんなお手軽にスケートに行くけど,自然に対する畏怖を忘れてはいない.

060205_lake.jpg
チャンスがあれば,ハカセも氷の平原を滑ってみたいなぁ.
リサーチ・ハイ
ここ1週間,かなり頭を使ってる.
実験結果の考察を,考えて考えて考えて.
考えすぎて,頭の中は混乱の極みだ.
”あれ?そもそも何を考えてたんだったっけ?」という状態.

あーもうっ!
あとちょっとで閃きそうなんだけどなぁ.
Semla
久しぶりにスウェーデンのネタで.

毎週金曜の午後は研究室のFika.
Fika(フィーカ)というのは,コーヒーブレイクのこと.
スウェーデン人は休憩と,休憩中にケーキを食べるのが大好きだ.

先日のFikaで出てきたケーキ.
060120_semla.jpg
Semla(セムラ)
2月中旬の復活祭に食べるケーキで,1月頃から店に並ぶ.
見た目はケーキというより丸い食パンだ.

多分,作り方はパンの上を切り取って中身をくりぬく.
そして生クリームを入れて,切り取ったパンでまた上からふたをする.
最後に砂糖をまぶしてできあがり,という手順だと思う.

Semlaの食べ方は二通りある.
まず上写真のような普通の食べ方.
もう一つはホットミルクに浸す食べ方.
後者の食べ方は”Old styleだ”と言ってた.
伝統的なSemlaは,ミルクに浸して食べるんだとか.
そのまま食べる場合でも,
・ハンバーガーのようにかぶりつく人
・上に載せてあるパンを最初に食べる人
という具合に,それぞれ食べ方の流儀があって面白い.
ハカセも普通の食べ方,ミルクに浸す食べ方,両方を試してみた.
うーむ,どっちも捨て難い食べ方だ.

Semlaの感想は,食べ応えのあるシュークリームという感じ.
直径も10cmくらいあって,意外と大きいのだ.
味はシンプルな甘さで,ハカセ好み.
日本のケーキ屋でもSemlaは売れると思うんだけどなぁ.
忙しさの中で
研究室の人と,研究に関するミーティング.
G先生と議論できる数少ない時間なのだ.
”G先生”とは,スウェーデンでお世話になってる先生.
しかしG先生はいつもミーティングの途中で抜けてしまう.
他にも色々と用事があり,かなり多忙らしい.

G先生は,すごく頭の回転が早い先生.
ややこしい実験結果についても,ズバっと分かりやすい考察をする.
ハカセが取り組んでる研究分野では,有名な先生なのだ.
G先生の話を聞くだけで,すごくためになる.

聞いた話では,数年前までG先生はこんなに忙しくなかったらしい.
3時間くらい議論することもしばしば.
ところが活躍する先生には,色々と仕事が舞い込む.

能力のある研究者ほど,研究に費やす時間が減ってしまう.

研究者にとってのジレンマ.
ノーベル賞を受賞した田中耕一さんが典型的な例だ.
現場で研究を続けるために,会社の昇進を拒み続けた.
昇進するとデスクワークばかりで,研究ができなくなるからだ.

ハカセの周りの先生も,学科主任やプロジェクトリーダーになることがある.
これは会社でいう出世みたいなもの.
でも大抵は ”雑用が増えた…” という具合に心から喜べない様子.
何かのリーダーになったり昇進するのは,研究から遠ざかることを意味する.
先生や研究者は研究を続けたいのだ.
何と出世欲の低い分野だろうか!
そしてこの矛盾した現状!!

今まで積極的に議論に参加してくれた先生方が,忙しくて来れなくなる.
これでいいのだろうか?
判断力
今朝,パソコンを立ち上げてブログを見る.

何だこりゃ!?
文字がチカチカして,見にくい!

昨夜のハカセ,何を考えてこれでアップしたんだろうか….
寝る前に更新するのはあまり良く無さそうだ.
勉強?研究?
ふと思った.
勉強研究の違いは何なんだ?
小学校に入ってから大学まで,ハカセは確かに勉強をしていた.
ところが研究室に入って,気が付けば研究をしていた.

大学4年まで,勉強は義務だった.
 ”やらないといけないこと”
 ”勉強は,その結果で評価されるもの”
ハカセは”真面目君”な部類なので,とりあえず勉強はする.
もし勉強しなくていいなら,どれだけ楽だろうと思ってた.

それが研究室に入ると,何かが変わった.
テーマが決まり,研究が始まった.
それと同時に勉強に対する見方が変わった.

  勉強というのは,答えを知ること.
  研究というのは,答えを見つけること.

小学校から大学までの勉強は,全て答えがある
 ”答えが分かっていることを,なぜ勉強するの?”
こういう疑問を持ったことは無いだろうか.
どの科目も,つきつめれば暗記科目なのだ.
受験勉強だって,全国暗記大会みたいなもの.
これに気が付いて勉強が不毛に感じる人も多いだろう.

ところが,研究を知ると,勉強の見方が変わった.
研究は答えを見つける作業だ.
誰も知らない答えを見つけるには,知識が,基礎が必要なのだ.
 ”この現象を説明するには,あの専門知識が無いといけない”
研究のために知識を詰めることこそ,本当の勉強

ハカセは研究を始めてから,勉強を積極的にするようになった.
 誰も知らない答えを見つける快感.
そのためには勉強が必要なのだ.
勉強という道具無しでは研究は作れない.

小学校からずっと持たされ続けた,使い道の分からない道具.
きっと何かの役に立つだろう,そう信じて持ち続けた道具.
今こそ,道具を使う時!
足りない道具を増やす時!!
雪景色
この週末は冷え込んで,気温がずっと-10℃前後.
もはや ”寒いこと” はブログのネタにはならないか!?

外を歩いていると,目の前がキラキラ.
どうやら細かい雪(氷)が風に飛ばされているらしい.
ダイヤモンドダストみたいで綺麗!

今日は通学方向とは反対の電車に乗り,隣の駅まで行ってみた.
駅の近くに湖があって,すごく景色がいいのだ.
060205_lake.jpg

何人かスケートで滑っている.
スケート,スキーに限らず,ハカセは運動全般が苦手….
でもこの景色,スケートで滑ってみたい衝動にかられる.
見渡す限り白銀の世界をスケートで滑るのは,きっと爽快だろう!
刺激
日本人のポスドクのSさんとランチを食べに行った.
(ポスドク:博士課程卒業後の任期付きの大学の職)
Sさんは先日から共同研究の関係でスウェーデンに滞在中.
ただし日本ではハカセと別の大学だ.

Sさんは何年か前にスウェーデンでドクターを取得している.
だからハカセがスウェーデンに行く話になった時も,色々と相談に乗ってもらった.
本当にお世話になってる.

Sさんのすごいところは,全身から研究者のオーラが出ていること.
ランチの最中も研究と実験の話になり,質問や指摘の鋭さを痛感した.
Sさんは”理解力”と”発想力”が桁外れに高いのだ.
これは研究者にとって重要な能力でもあり,武器でもある.

まず,Sさんはハカセが今やっている実験内容を知らない.
しかし概要を説明しただけで,Sさんは実験の要点をすぐに見抜いてしまう.
さらに実験結果に対する鋭い指摘,そして今後の面白い方向性についてコメントしてくれる.

誰だって質問はできるだろうし,それなりのコメントも言えるだろう.
だが,Sさんの質問とコメントは,クオリティが違う.
Sさんの質問を聞くと”あぁ,なんでそれを確認しなかったんだろう…”と思わされる.
Sさんのコメントには”そういう考え方もあるのか!”と驚かされる.
1時間にも満たないランチだったが,その間に得た刺激はものすごいものだった.

日本帰国まで2ヶ月を切り,やや緩慢としていたハカセ.
しかし今日のランチは,
 ”何か動かねば!”
と思う,貴重な刺激となった.
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。