ハカセの実験ノート
ハカセが日々のできごとを記録しているブログです. たまにサイエンスな内容を書いたり,たまにどうでもいい話をしたり.
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バイブル
先日スウェーデンに行った時のこと.

研究室の棚に置かれたハードカバーの古い本.
”これは何の本?”
と聞いたら,研究室の教授の学位論文だと教えてくれた.
学位論文というのは,博士になるための論文.
この学位論文を申請して,審査を通れば学位取得,博士になれる.
それぐらい重要な論文なので,ハードカバーで製本されることが多い.
そして,さらに教えてくれたことがあった.


その学位論文はバイブルと呼ばれているんだ


今教授の先生が,博士課程で学生だった時に書いた論文.
20年は経っているだろう.
それが今なお研究の手本とされているのだ.

確かにその先生は流体力学の分野では大御所.
世界の流体力学を支えているといっても過言ではない.
ハカセの拙い研究発表に対しても,鋭いコメントをして頂けた.
思い返してみてれば,貴重な機会だったと改めて感じる.

そして今,まさにハカセ自身が学位論文を書いているところ.
博士課程に入って,この2年半近く取り組んできた研究.
まとめると100ページには達するだろう.
バイブルになるのか.
ただの紙くずになるのか.

今は目の前の論文を仕上げることが目標.
後世に恥じぬ学位論文として.
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無重力体験
ハカセ,無重力を体験してきました.

実験場所は名古屋空港.
実験はダイアモンドエアサービスという会社の協力を得る.
無重力飛行や,その他特殊な航空業務を行っている会社.

無重力,厳密には微小重力というのだけど.
これは飛行機を使ったパラボリックフライトという方法で体験できる.
無重力を作る原理
ボールを投げる要領で,飛行機を上昇させてから降下.
弾道飛行の最中に微小重力になる.
だから飛行機の上昇中にはまず2G(地上の2倍の重力)になる.
それから一気に微小重力の0Gへと変化する.
時間の制約があるので,1回のフライトで8回くらいのパラボリックフライトができる.
(あとは体力的な問題もあるのかな?)

071009_mu300.jpg
実験に使った小型飛行機,MU-300.
名古屋空港を飛び立ち,実験空域まで緊張の30分.
空域に到着すると,すぐに実験開始.
まず2Gの世界に突入する.

この2G,”たかだか重力の2倍”と思っていたのが間違いだったorz
ものすごい力!
体中が重い.
重い荷物を背負っている感覚とも違う.
体中がまんべんなく重い.
さらに血液が足元に下がって,脳に血が行かない感覚.
気合を入れないと呼吸もできない.
”くる…し…い……”
と我慢すること約10秒,次は一気に0Gへ突入.


”うお…”


三半規管が体験したことのない領域に突入したため,体がびっくり.
落ちる,という感覚のさらに先を行く感じだ.
”え!?え!?!?そんなとこまでいくの!!”
という体の反応を感じる.
0Gの時間は15秒程度.
さすがに初回はびっくりやら緊張やらで終了.

2回目からは簡単な実験をしてみた.
071010_parabolic.jpg
宙に浮くペットボトル.
中に入れておいた水がプルンプルンしてる!
すごいすごい!!
(ちなみにメインの実験はもう一人が担当.ハカセはアシストだけだったので,こういう実験ができた)

飛んでいかないように紐を付けることが義務付けられている.
ちなみに青い紙はエチケット袋.
人によっては激しく酔うらしい….

慣れてくると2Gも0Gも楽しい.
楽しいけどそうそう経験できることではない.
だから0Gの感覚をしっかり三半規管に焼き付けた.

そうしているうちに実験終了.
メインの実験も成功.
ハカセの水入りペットボトルについても色々な動画を撮影できた.

帰還して,ミーティングに参加.
それから控え室で一息つこうとしたら頭がふらふらする.
緊張が緩んだのか,急にめまいがきたようだ.

というわけで,ハカセの体を張った初無重力体験は無事終了.
想像とは違ってものすごく楽しめた経験だった.
この日は夜まで興奮してたし!
もしまた実験の機会があれば乗ってみたい!!
論文
研究を進める上で,過去の文献を調査は欠かせない.

・最初に行われた研究はどれなのか.
・これまでにどういう結果が出ているのか.
・まだ誰も行っていない研究なのか.

などなど.
二番煎じでは意味が無い.
新規性が無く,既に出ている結果を確認するだけ.

そんな具合に色々調べ,先駆者の論文を見つけて取り寄せる.
今回届いた論文は

070926_paper.jpg


ロシア語だった.

写真に”CДOEB”とある.
どうしても顔文字が隠れてるように見えてしまう.

(CДO)
唖然とするハカセの顔,といったところか.

オープンキャンパス
ハカセの大学は今日オープンキャンパス.
高校生達が大学の様子を見に,大学を訪れる.
大学は教室にブースを作り,各研究室が研究内容を紹介する.

ハカセの研究室は実験装置を展示して,実演.
ぱっと見でインパクトのある現象が出るんだけど,
高校生の反応が薄い….

確かに説明は難しくなってしまうのだけど.
それでも直感的な,見た目の面白さに反応してくれないのは寂しい.

一方,オープンキャンパスが終わって片付けをしている時.
別のブース展示していたスタッフ達が通り掛かりに寄ってくれた.
別の学科の研究室なので,ハカセの研究内容はさっぱり知らない.
それでも実験の実演をしたら,
 ”おー!すげーー!!”
と,ものすごく食い付いてくれた.
今日一番やりがいを感じた瞬間.

高校生もこれくらい反応示してくれたらなぁ.
大学の公募に応募する
今週はずっと大学の公募に応募するための書類作成に明け暮れた.
先生からお叱りとアドバイスを受けながらの準備.
こういう準備は苦手なハカセなのでorz

準備にあたりネットで色々調べたが,なかなか情報が無い.
”会社への就職活動”に関する情報は豊富だった.
しかし大学の公募に申し込むのはごく少数で,ノウハウが少ないようだ.
せっかくなので,今回の準備の記憶が鮮明なうちに記録しておこう.
もし誰かの役に立てれば幸いだ.

なお,ハカセの先生は”応募の達人”で,書類申請が上手い.
かなり的確で,ちゃんと理由と裏付けのあるアドバイスを頂けた.
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